Googleアナリティクスでは、Webサイトのトラフィックを分析するために様々な指標を測定できます。代表的な指標は以下の通りです。
Googleアナリティクスで測れる指標
ユーザーレベルの指標
- ユーザー数: 一定期間中にサイトを訪問したユニークなユーザー数
- 新規ユーザー数: 初めてサイトを訪問したユーザー数
- セッション数: 一連のユーザーアクションをひとまとまりにした単位
- 直帰率: 1ページしか閲覧せず離脱したセッションの割合
- 平均セッション時間: 1セッションあたりの平均滞在時間
- ページ/セッション: 1セッションあたりの平均閲覧ページ数
トラフィックソース別の指標
- オーガニック検索: 検索エンジン経由での流入数
- リファラー: 外部サイトからの流入数
- ソーシャルメディア: ソーシャルメディア経由での流入数
- ダイレクト: ブックマークやURL直接入力による流入数
コンバージョン率指標
- コンバージョン数: 目標達成回数(購入、資料ダウンロードなど)
- コンバージョン率: コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100
その他
- ページビュー数: サイト全体の閲覧ページ数
- 平均ページ滞在時間: 1ページあたりの平均滞在時間
- 離脱率: 特定のページから離脱したセッションの割合
- クリック率: 特定の要素がクリックされた割合
これらの指標は、組み合わせることで様々な分析が可能になります。
Googleアナリティクス指標の具体的な活用方法
以下、具体的な活用例をいくつかご紹介します。
Webサイト全体の状況把握
- ユーザー数、セッション数、ページビュー数などを分析することで、Webサイト全体の状況を把握できます。
- 特に、新規ユーザー数とリピーター数の比率を見ることで、サイトの認知度や顧客ロイヤルティを判断できます。
ユーザー行動分析
- 直帰率、平均セッション時間、ページ/セッションなどを分析することで、ユーザーのサイト内での行動を分析できます。
- ユーザーがどのようなページに興味を持っているのか、どこで離脱しているのかを知ることで、サイトの改善に役立てることができます。
マーケティング施策の効果測定
- トラフィックソース別の指標やコンバージョン率指標を分析することで、マーケティング施策の効果を測定できます。
- どの施策がユーザーを獲得し、コンバージョンに繋げているのかを知ることで、より効果的な施策を展開することができます。
SEO対策
- オーガニック検索からの流入数、平均ページ滞在時間、コンバージョン率などを分析することで、SEO対策の効果を測定できます。
- ユーザーがどのようなキーワードで検索しているのか、どのページが検索結果に表示されているのかを知ることで、サイトのコンテンツや構造を改善することができます。
実際にGoogleアナリティクスの指標を使って展開した施策の事例
以下、実際にGoogleアナリティクスの指標を使って展開した施策の事例をご紹介します。
事例1: コンバージョン率を改善したECサイト
あるECサイトでは、Googleアナリティクスを使ってコンバージョン率を分析したところ、商品ページの離脱率が高いことが判明しました。そこで、商品ページに商品の詳細情報を分かりやすく表示したり、関連商品のレコメンド機能を追加したりすることで、離脱率を改善しました。結果、コンバージョン率が10%向上しました。
事例2: 顧客ロイヤルティを高めたブログ
あるブログでは、Googleアナリティクスを使ってユーザーの行動を分析したところ、特定の記事が多くのユーザーに読まれていることが判明しました。そこで、その記事を参考に、類似したテーマの記事を複数作成しました。結果、リピーター率が20%向上しました。
まとめ
Googleアナリティクスは、Webサイトの分析に非常に役立つツールです。指標を正しく理解し、活用することで、Webサイトの改善やマーケティング施策の効果測定などに役立てることができます。