最近、従来のOutlookから新しいOutlook(new)に移行したものの、メールの送受信ができなくなって困っているという声をよく聞きます。Outlook(new)でメールが使えなくなった場合の対処法を徹底解説します。この記事を読めば、問題解決の糸口が見つかるはずです。
Outlook(new)のメールが使えない時の3つの対処法
Outlook(new)でメールが使えない場合、以下の3つの対処法を試してみることをお勧めします。
- サーバーで設定しているメールパスワードが正しいか確認する
- サーバーで設定しているメールパスワードの海外送受信制限をオフにする
- Microsoftのアプリパスワードを設定する
それでは詳しく紹介していきます。
サーバーで設定しているメールパスワードが正しいか確認する
まず最初に確認すべきは、メールサーバーで設定しているパスワードが正しいかどうかです。Outlook(new)に設定しているパスワードと、サーバー側のパスワードが異なっていると、メールの送受信ができなくなります。
- ウェブメールなどでサーバーに直接ログインできるか試してみましょう。ログインできれば、サーバー側のパスワードは正しいということになります。
- ログインできない場合は、サーバーの管理画面でパスワードを変更するか、サーバーの管理者に問い合わせてパスワードをリセットしてもらう必要があります。
- パスワードを変更した場合は、Outlook(new)の設定も変更後のパスワードに更新することを忘れないようにしましょう。
サーバーで設定しているメールパスワードの海外送受信制限をオフにする
セキュリティ対策として、メールサーバーで海外からのアクセスを制限している場合があります。海外出張中や海外のネットワークを利用している場合、この制限が原因でメールの送受信ができなくなることがあります。
- サーバーの管理画面にログインし、海外送受信制限の設定を確認します。
- 制限が有効になっている場合は、一時的にオフにするか、アクセス元のIPアドレスを許可リストに追加することで問題を解決できる可能性があります。
- 設定方法が不明な場合は、サーバーの管理者に問い合わせることをお勧めします。
Microsoftのアプリパスワードを設定する
二段階認証を設定しているMicrosoftアカウントを使用している場合、通常のパスワードではなく「アプリパスワード」を設定する必要があります。
- Microsoftアカウントのセキュリティ設定ページにアクセスします。
- 「高度なセキュリティオプション」から「アプリパスワード」の項目を探します。
- 新しいアプリパスワードを作成し、Outlook(new)のアカウント設定で入力します。
それでも治らないときは、通常の Outlook / Outlook(classic) を使いましょう
上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、残念ながらOutlook(new)とサーバーの相性が悪いか、何らかの不具合が発生している可能性があります。そのような場合は、一旦従来のOutlookに戻して使用することをお勧めします。
日本国内で使うには、少しクセが強いので、通常のoutlookを使いましよう。
- Outlook(new)の右上にある「新しいOutlook」のスライドをオフにします。
- 旧UIのOutlookへ切り替えが完了します。
様子を見てからOutlook(new)に切り替えることがおすすめです。
まとめ
Outlook(new)でメールが使えなくなる原因は様々ですが、上記の対処法を順番に試していくことで、問題を特定し解決できる可能性が高いです。
- パスワードの確認は基本中の基本です。サーバー側とOutlook(new)側でパスワードが一致しているか確認しましょう。
- 海外送受信制限も意外と見落としがちなポイントです。海外でメールが使えなくなった場合は、この設定を確認してみましょう。
- 二段階認証を設定している場合は、アプリパスワードの設定が必要です。通常のパスワードではログインできないので注意しましょう。
- どうしても解決しない場合は、従来のOutlookに戻すという選択肢もあります。
この記事が、Outlook(new)でメールが使えなくなって困っている方の助けになれば幸いです。